【2026年版】日本株の累進配当20銘柄|減配しにくい高配当株ポートフォリオ公開

ランキング&一覧

結論|高配当株は利回りの高さだけでなく、配当政策や企業の状態もあわせて見ることで、減配リスクを抑えやすいと考えています。

高配当株を買いたいけれど、減配はできるだけ避けたいと感じる方もいると思います。私は高配当株投資をする際、累進配当や長期増配といった配当政策に加え、成長性や財務の状況も確認するようにしています。

この記事では、減配リスクを抑えながら配当収入を積み上げたいと考えている方に向けて、実際の保有・監視銘柄とあわせて銘柄選びの考え方を整理しています。

■この記事で整理していること
・累進配当・長期増配・非減配の日本株20銘柄
・私が銘柄選びで重視しているポイント
・減配しにくい高配当株の考え方と注意点

※本記事は私の投資判断や保有銘柄をもとに整理したものであり、特定銘柄の推奨を目的とするものではありません。

利回りの高さで銘柄を比較したい方は、実際の保有株ベースで配当利回り上位を整理しています。
【2026年版】日本株 高配当株ランキング20|私の保有株から配当利回りTOP銘柄を公開

累進配当株とは?日本株で増えている理由

「累進配当ってよく聞くけれど、実際にはどんな配当方針なのだろう」と感じる方もいるかもしれません。
累進配当とは、企業が配当金について「減配を行わず、維持または増配を目指す」という方針を示す配当政策です。

もちろん、将来の配当が保証されるわけではありませんが、株主還元を重視する姿勢を示すものとして注目されています。

近年、日本企業で累進配当を採用する企業は以前より増えてきました。その背景として、次のような要因が挙げられます。

①東京証券取引所(東証)の資本効率改善要請
東証は企業に対して、
・資本効率の向上
・株主還元の強化
を求めています。
そのため、多くの企業が配当や自社株買いなどの株主還元策を強化する流れになっています。

②海外投資家からの株主還元要求
海外投資家は、安定した配当や予測しやすい株主還元を重視する傾向があります。
累進配当は、そうした投資家のニーズと相性の良い配当方針の一つと考えられています。

③企業の財務体質改善
日本企業の中には、利益剰余金や現預金を積み上げてきた企業も多く、以前より安定した株主還元を行いやすい環境になっています。

このような流れの中で、累進配当を採用する企業も増えてきました
ただし、累進配当という配当方針だけで企業の良し悪しを判断できるわけではありません。

次のパートでは、私が高配当株を選ぶ際にどのような点を重視しているのかを整理します。

私の高配当株投資の考え方(累進配当も含む)

「累進配当銘柄なら安心なのだろうか」
「配当利回りが高ければ十分なのだろうか」
高配当株投資を始めると、そのように感じることもあると思います。

私自身、今では高配当株を選ぶ際に配当利回りだけを見ることはありません。また、累進配当や連続増配といった配当政策だけで判断することもありません。

なぜなら、魅力的な配当方針を掲げていても、業績や財務の状況によっては将来的に方針が見直される可能性もあるためです。

そのため私は、

  • 減配しにくい配当政策か
  • 事業が安定しているか
  • 財務に大きな不安がないか

といった点をあわせて確認するようにしています。

今回紹介する20銘柄も、累進配当・長期増配・非減配といった配当政策だけでなく、業績や財務の状況も確認しながら選定しています。

もちろん、将来の配当や株価を保証するものではありませんが、「減配リスクをできるだけ抑えながら高配当株を保有したい」という考え方で整理しています。

次のパートでは、その基準を踏まえて注目している20銘柄を紹介します。

累進配当・長期増配・非減配の日本株20銘柄

ここでは、私が実際に保有している銘柄の中から、「減配しにくさ」に着目して20銘柄を整理しました。なお、累進配当や連続増配などの条件に当てはまる銘柄すべてを掲載しているわけではなく、私自身が保有している銘柄を中心に紹介しています。

前のパートでお伝えした通り、私自身は配当利回りの高さだけでなく、配当政策や事業の成長性、財務の健全性なども確認しながら銘柄を見るようにしています。今回紹介する20銘柄も、そうした観点を踏まえて保有・監視している銘柄です。

そのうえで今回は、

  • 累進配当銘柄
  • 長期連続増配銘柄
  • 長期非減配銘柄

の3つに分けて紹介します。

同じ高配当株でも、配当方針や配当実績には違いがあります。

  • 配当を維持または増やす方針を掲げている企業
  • 長年増配を続けている企業
  • 長期間減配せずに配当を維持している企業

それぞれ特徴が異なるため、分けて整理しました。

なお、掲載している銘柄は私自身の投資判断や調査をもとに整理したものであり、購入を推奨するものではありません。

また、表の「私の保有方針」は、現時点で私がどのような役割を期待して保有しているかをまとめたものです。同じ銘柄でも投資目的によって評価は変わるため、一例としてご覧ください。

①累進配当銘柄
※累進配当方針を公表している企業を掲載
 (配当を維持または増配する方針を明確にしている企業)

コード銘柄利回り特徴保有方針
1605INPEX2.6%エネルギー大手。原油価格次第だが配当政策は累進型長期保有
1870矢作建設4.7%財務堅実な建設会社。地方インフラ需要長期保有
2060フィード・ワン3.7%飼料メーカー。安定配当方針長期保有
2153EJホールディングス4.1%建設コンサル。国土強靭化テーマ長期保有
4528小野薬品3.5%オプジーボで有名。大型製薬長期保有
5911横河ブリッジHD4.1%橋梁トップ。インフラ関連株価や事業状況によっては売却も検討
8031三井物産2.0%総合商社。資源ビジネス長期保有
8058三菱商事2.1%日本最大商社。累進配当を明言長期保有
8309三井住友トラスト3.5%資産運用ビジネス強い長期保有
8316三井住友FG2.8%メガバンク。累進配当方針長期保有

② 10年以上連続増配
長期的に配当を増やし続けている実績がある企業

コード銘柄利回り特徴保有方針
1928積水ハウス4.3%日本代表的な連続増配株長期保有
3003ヒューリック3.7%不動産×増配銘柄の代表格長期保有
8593三菱HCキャピタル3.3%リース最大手長期保有
8725MS&AD3.0%保険大手長期保有
9433KDDI3.1%通信ディフェンシブ株長期保有

③ 10年以上非減配
配当を減らさずに維持してきた実績がある企業

コード銘柄利回り特徴保有方針
1802大林組2.4%スーパーゼネコン長期保有
3431宮地エンジニアリング5.9%高配当インフラ株株価や事業状況によっては売却も検討
4042東ソー4.1%化学大手株価や事業状況によっては売却も検討
8306三菱UFJFG2.8%日本最大銀行長期保有
8591オリックス3.6%配当+株主優待長期保有

私は基本的に長期保有を前提として高配当株を購入しています。
一方で、すべての銘柄を永久に保有するとは考えておらず、株価や事業環境の変化によっては売却を検討することもあります。

今回は保有銘柄の一部を公開していますが、改めて並べてみると商社・金融・インフラ関連が多いことに自分でも気がつきました。ただ、製薬・通信・建設コンサル・リースなども含まれており、業種分散もできていたので少し安心しています。私自身は、配当利回りや配当政策だけでなく、業種が偏りすぎないことも意識しながら保有しています。

私の注目銘柄:横河ブリッジホールディングス(5911)

ここでは、私が実際にどのような視点で高配当株を見ているのか、その一例として保有銘柄の横河ブリッジホールディングスを紹介します。

なお、紹介する理由は銘柄を推奨するためではなく、「減配しにくい銘柄をどのように評価しているか」を具体的にお伝えするためです。

橋梁工事を中心とする建設会社で、安定した受注と株主還元に積極的な企業です。
配当については累進配当方針を掲げており、高配当株としても注目されています。

私の投資注目ポイント
 ・鋼橋+PC橋の両分野をカバーする橋梁企業
 ・インフラ更新・国土強靭化といった長期テーマ
 ・累進配当方針による株主還元

同社はもともと鋼橋分野に強みを持つ企業ですが、近年はビーアールホールディングスのM&Aを実施して、PC橋分野も含めて事業領域を広げています。その結果、橋梁事業全体での競争力強化につながっていると見ています。

また橋梁事業は
 ・インフラ更新需要
 ・防災投資
 ・国土強靭化政策
といった長期テーマの恩恵を受けやすい分野でもあり、中長期的な需要は比較的安定していると考えています。
一方で、財務面ではいくつか気になる点もあります。
 ・営業利益率とROEは近年やや横ばい(2026年予想はやや低下)
 ・有利子負債比率は上昇傾向
 ・営業CFが直近3年で赤字

ただし、有利子負債比率は30%以下と低水準であり、現金等も一定水準を維持しているため、現時点では大きな財務リスクとは言い切れないと考えています。

なお、後続で「累進配当投資でも私が重視しているポイント3つ」として、「成長性/現金/収益性」を挙げています。

本銘柄もこれらの観点で総合的に判断しています。

私が横河ブリッジHDを保有している理由は、累進配当方針そのものというより、
 ・インフラ更新需要が続くと考えていること
 ・財務レバレッジが比較的低いこと
 ・株主還元方針が明確であること
を評価しているためです。
一方で、
 ・営業利益率
 ・ROE
 ・営業キャッシュフロー
には今後も注意が必要だと考えており、決算内容を確認しながら保有を続けるか判断していく予定です。

このように、私自身は累進配当という配当政策だけでなく、事業内容や財務もあわせて確認するようにしています。

次のパートでは、累進配当株投資のメリットと注意点を整理したうえで、私が銘柄選びで重視しているポイントについて紹介します。

累進配当株投資のメリット

累進配当株に興味はあるものの、「本当に安定しているのか?」と感じる方もいると思います。
私が累進配当銘柄に魅力を感じている理由の一つは、配当が下がる可能性が比較的低いと考えられる点です。
私自身、高配当株投資をする中で感じているメリットは主に次の2つです。

①減配リスクが比較的低く、落ち着いて保有しやすい
累進配当を掲げている企業は、基本的に減配を避ける方針を取っています。
もし累進配当方針のもとで減配が行われると、

  • 企業イメージの悪化
  • 株主からの信頼低下

につながる可能性があります。そのため企業側も配当政策を慎重に運営する傾向があり、個人的には、配当方針が明確な企業の方が保有を続ける際の判断材料にしやすいと感じています。

②長期保有を前提に投資しやすい
累進配当銘柄は、配当の維持・増配を前提とした株主還元方針です。
そのため個人的には、

  • 短期的な株価の上下に振り回されにくい
  • 配当を受け取りながら長期保有しやすい

というメリットがあると感じています。
配当が年々積み上がっていくことを考えると、長期投資と相性が良い投資スタイルだと思っています。

このように、累進配当銘柄は配当の安定性を重視する長期投資家にとって、検討しやすい投資対象の一つだと考えています。

一方で、注意点もあるため、次のパートで整理します。

累進配当株投資の注意点

累進配当銘柄は魅力的な投資対象だと感じていますが、「減配しにくい」という点だけで判断してよいのかと迷うこともあると思います。
ここでは、私が累進配当銘柄に投資する際に意識しているポイントを紹介します。

①配当負担が重くなる可能性がある
累進配当は「原則として減配しない」という方針です。
そのため、もし業績が悪化した場合でも、企業は配当を維持する必要がある状況になることがあります。そうなると、

  • 配当の負担が相対的に大きくなる
  • 企業内部に残る資金が少なくなる

可能性もあります。

結果として、
設備投資や将来の成長に向けた投資へ回せる資金が少なくなる可能性もあります。
もちろん企業ごとに状況は異なりますが、累進配当という配当方針だけでなく、企業の業績や財務状況もあわせて確認することが大切だと考えています。

②減配してもいいようにシナリオをもつ
累進配当銘柄であっても、将来の配当が保証されているわけではありません。
企業の状況によっては、方針が変更されたり、減配が行われる可能性もあります。

そのため私は、「累進配当だから安心」と考えるのではなく、前提条件が変わった場合にどう対応するかも考えるようにしています。

例えば、

  • 配当が回復するまで保有を続けるのか
  • 目標利回りを維持するために売却するのか

など、
あらかじめ自分なりの判断基準を整理しておくことで、状況が変わったときにも対応しやすくなると思います。
このように、累進配当は魅力的な配当政策ですが、それだけで企業の価値や将来性を判断できるわけではありません。

次のパートでは、私が実際に銘柄を調べる際に重視しているポイントを紹介します。

■私が銘柄を調べる際に活用している情報源
累進配当銘柄であっても、私は配当方針だけでなく、業績や財務、キャッシュフローなども確認するようにしています。
調査自体はIR BANKを中心に行っていますが、実際の投資では証券口座も必要になります。

私自身は楽天証券を利用しています。普段の買い物で貯まった楽天ポイントを投資に回すこともできるため、投資と日常生活をまとめて管理したい方には使いやすいと思います

【PR】

累進配当投資でも私が重視しているポイント3つ

累進配当は魅力的な配当政策ですが、私自身は配当方針だけで投資判断をすることはありません
実際に銘柄を調べる際は、

  • 成長性
  • 現金(キャッシュ)
  • 収益性

の3点を特に確認しています。

なお、これらは累進配当銘柄に限らず、私が高配当株全般で重視しているポイントでもあります。

①成長性
まず重視しているのは、企業の成長性です。
具体的には

  • 売上高の前年比成長
  • 営業利益の前年比成長

を確認するようにしています。累進配当銘柄は安定企業が多いですが、企業としての成長が続いていなければ、将来的な増配余地も限られる可能性があります。そのため私は、配当利回りだけでなく売上や利益の推移も確認するようにしています。

②現金(キャッシュ)
次に見ているのは、企業が持つ現金やキャッシュフローです。
配当は最終的に現金で支払われるため、利益が出ていても資金繰りに余裕がなければ、安定した株主還元を続けることは難しくなります。

そのため私は、損益計算書(P/L)だけでなくキャッシュフローも確認するようにしています。
特に個人的には

  • キャッシュが厚い企業
  • 営業キャッシュフローが安定している企業
  • 有利子負債が少ない企業

などを確認するようにしています。
特に、営業キャッシュフローが安定しており、有利子負債が過度に大きくない企業は、配当政策にも余裕が生まれやすいと考えています。

③収益性
最後に重視しているのが、企業の収益性です。
具体的には

  • 営業利益率

などを確認しています。
高収益の企業は、同じ売上でも多くの利益を生み出すので、

  • 配当の原資となる利益が増える
  • 増配余力が生まれる

といった流れにつながりやすいです。
そのため私は、配当政策だけでなく、企業が継続的に利益を生み出せるかどうかも確認するようにしています。

今回紹介した20銘柄も、配当方針だけでなく、こうした観点を踏まえて保有・監視している銘柄です。
「どのような基準で銘柄を選べばいいのか」を整理したい方は、考え方をまとめています。
▶︎銘柄選びの基準はこちら

まとめ

今回は、累進配当・長期連続増配・長期非減配といった配当政策を持つ日本株20銘柄を紹介しました。
私自身、高配当株を選ぶ際は配当利回りだけでなく

  • 配当政策
  • 成長性
  • 安定性
  • 収益性

もあわせて確認するようにしています。

累進配当は魅力的な配当政策ですが、将来の配当が保証されているわけではありません。そのため、配当方針だけで判断するのではなく、企業の事業内容や財務状況も含めて見ることが大切だと考えています。

今回紹介した銘柄は、私が実際に保有している銘柄です。まずは気になる企業をいくつか調べながら、自分なりの投資基準を作ってみるのも一つの方法だと思います。

私自身、高配当株投資を始めた時は、配当利回りや事業成長性、財務状況を重視しており、配当政策まではあまり意識していませんでした。ただ、累進配当や長期増配といった配当方針も確認するようになってからは、銘柄購入時の減配や無配への不安は以前より小さくなりました。

また、高配当株とインデックス投資をどう組み合わせていくかなど、「個別銘柄は分かるけど、全体の投資バランスに迷う」と感じている方向けに、投資戦略を整理しています。
→ 40代会社員の投資戦略はこちら

■データ出典・注意事項
※投資に関する最終判断はご自身の責任でお願いします。
※本記事は過去の実体験をもとにしたものであり、将来の成果を保証するものではありません。
※本記事は投資判断を推奨するものではなく、考え方の整理を目的としています。
※本記事の内容は各社IR資料および企業データサイト(IR BANKなど)を参考に作成しています。
※配当利回り・配当政策は変動する可能性があります。投資判断の際は必ず最新のIR情報をご確認ください。
※配当利回りは2026年5月時点の参考数値です。

タイトルとURLをコピーしました