【2026年8月】40代会社員の資産状況|優待株を売却した理由と考え方

資産公開

結論|投資では想定外の出来事もあるからこそ、購入時の前提を整理しておくことが大切です。

保有銘柄に突然ニュースが出たとき、「このまま持ち続けていいのか」と迷うことがあります。私自身、2026年に株主優待を目的に購入したI-neを売却し、購入時の前提を見直す経験をしました。

今回は、2026年8月の資産状況とともに、優待株の売却を考えている方に向けて、I-neを購入・売却した経緯と、想定外の出来事への向き合い方を整理します。

【この記事では整理していること】
・2026年8月の資産状況
・I-neを購入した理由と、その後に売却を判断した経緯
・想定外の出来事に備えて、購入時の前提を整理しておく考え方

※この記事は、私自身の投資経験や考え方を整理したものです。特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の運用成果を保証するものでもありません。投資判断は、ご自身の資産状況やリスク許容度などを踏まえてご判断ください。

2026年8月の資産状況|インデックス投資と配当金

インデックス投資は評価額598万円に

2026年8月時点のインデックス投資は、累計購入額344万円に対して評価額598万円、評価益は254万円となりました。

時期購入累計額(万円)評価額(万円)損益(万円)
2024年222320+98
2025年295477+182
2026年6月332568+236
2026年8月344598+254

6月と比べると、累計購入額は12万円、評価額は30万円増え、評価益も18万円増えています。

ただし、評価額はその時点の相場によって変動します。今後も同じように増えていくとは考えず、短期的な値動きよりも、無理のない範囲で積立を続けながら長期で資産形成をすることを意識しています。

配当金も積み上がる

配当金では、2026年8月時点の配当金・分配金が67,933円となりました(保有銘柄の配当金と国債の分配金を含)。

時期配当金・分配金(円)
2024年583
2025年12,074
2026年6月64,343
2026年8月67,933

6月時点の64,343円から、2か月で3,590円増えています。この増加には、I-neの株を売却した資金を再投資したことも影響しています。

また、株式や投資信託だけでなく、国債50万円と、生活防衛資金として現金・預金も確保しています。生活防衛資金は5~6か月分を目安にしています。

投資を続ける中では、保有している銘柄を売却することもあります。2026年には、実際にI-neを売却しました。次に、その購入時の考え方と、売却を判断した経緯を整理します。

I-neを購入した理由と、その後に売却した経緯

株主優待を楽しみながら長く保有するつもりだった

2026年の年初、私はI-neを100株購入しました。

購入価格は1株1,370円、合計13万7,000円です。購入時点では、100株以上の保有で年間1万円相当のデジタルギフトが受け取れる株主優待があり、購入価格を基準にした優待利回りは約7.3%でした。一方、年間配当は15円だったため、配当利回りは約1.1%です。

もちろん、利回りだけを見て購入したわけではありません。I-neは過去数年間、利益が低下傾向にあったため、その点は気になっていました。それでも、普段から確認している売上や営業利益、営業キャッシュフロー、財務状況、配当などを確認し、業績や財務に大きな懸念がないかを自分なりに見たうえで、当時の銘柄選定基準では概ね納得できると判断しました。

また、株主優待を楽しみながら長く保有したいという気持ちもありました。購入時点では、優待メインで、配当金を受け取りながら保有するという前提で考えていたわけです。

想定外の出来事で保有前提を見直した

その後、I-neでは内部統制上の問題が明らかになりました。2026年6月には、東京証券取引所から宣誓書違反による再審査に係る猶予期間入りが公表され、上場についても不確実な状況になりました。詳しい内容は東京証券取引所の公表資料で確認できます。

そこで、単に株価が下がったから売るのではなく、「現在の状況を知ったうえでも、この銘柄を保有したいと思うか」と改めて考えました。

購入売却
株数100株100株
1株あたり1,370円1,210円
売買金額137,000円121,000円
損益▲16,000円

結果として、保有を続けるよりも約1万6,000円の損失と、楽しみにしていた株主優待も手放すことになりました。

売却後は、その資金の一部を再投資に回しています。先ほど紹介した配当金の増加にも、この再投資が影響しています。

購入時の判断そのものを、今になって「間違いだった」と片付けるつもりはありません。当時確認できた情報をもとに、自分なりの銘柄選定基準で判断していたからです。

一方で、投資を続けていれば、購入時には想定していなかった出来事が起こることもあります。

今回のI-neの経験で私が感じたのは、銘柄を購入するときの判断だけでなく、購入後に前提が変わったとき、保有理由を改めて確認できるようにしておくことの大切さでした。

買った理由を整理しておくことが、突発的な売却への備えになる

過去の実績に納得していても、未来までは分からない

今回のI-neの経験を振り返って、改めて感じたのは、購入時に自分なりに納得していても、その状態が将来も続くとは限らないということです。

私の場合も、I-neを購入するときには、過去の業績や配当、財務状況などを確認し、自分の銘柄選定基準に照らして判断しました。
▶︎私が普段どのような点を確認して銘柄を選んでいるのかは、こちらの記事で詳しく整理しています。

それでも、購入後に内部統制上の問題が明らかになり、当初考えていた保有前提を見直すことになりました。

今回の経験があったからといって、私は銘柄選定基準そのものを大きく変えるつもりはありません。過去の実績や財務状況などを確認してから購入するという基本的な考え方は、今後も続けていきます。

ただ、I-neのように、購入後に当初は想定していなかった出来事が起こることもあります。

そこで、購入時の判断だけで終わらせず、「なぜこの銘柄を買ったのか」を後から振り返れるようにしておこうと考えるようになりました。

想定外のニュースが出たときは、購入時の前提に立ち返る

保有銘柄について突然気になるニュースが出たとき、私は今後、次のような順番で確認したいと考えています。

まず、何が起きたのかを確認します。SNSなどの情報だけで判断せず、証券取引所や企業が公表している資料などを確認し、自分なりに事実を把握します。

次に、「自分はなぜこの銘柄を買ったのか」を振り返ります。配当を目的にしていたのか、業績の成長を期待していたのか、それとも株主優待を含めた総合的な魅力を感じていたのか。購入したときの理由を思い出します。

そのうえで、現在の状況でも購入時の前提が成り立っているのかを考えます。

もし前提が変わっているのであれば、改めて保有を続けたいのかを考えます。逆に、状況が変わっていても当初の保有理由が維持できていると判断するなら、慌てて売却する必要はないかもしれません。

もちろん、これは今回の経験から私自身が考える判断方法であり、すべての投資家に当てはまるものではありません。

今回、I-neを売却したことで損失は発生しました。ただ、損失を出さないことだけを目標にすると、想定外の出来事が起きたときに「売るべきか、持ち続けるべきか」を感情だけで判断してしまう可能性があります。

私が今回の経験から意識するようになったのは、想定外の出来事を予測することではなく、起きたときに購入時の前提へ戻って考えられるようにしておくことです。

平常時から「なぜ買ったのか」を整理しておけば、突然のニュースが出たときにも、その銘柄を保有する理由が今も残っているのかを確認できます。

まとめ

2026年8月時点でも、私はインデックス投資や高配当投資を続けています。一方で、今年はI-neを売却するという、購入時には想定していなかった経験もありました。

I-neは1株1,370円で購入し、1,210円で売却したため、約1万6,000円の損失となりました。今回の経験で感じたのは、損失額そのものよりも、購入時に想定していた保有前提が変わったとき、改めて保有理由を確認することの大切さです。

購入時にどれだけ納得していても、将来の出来事まですべて予測することはできません。私は今後も現在の銘柄選定基準を基本的には維持しながら、保有銘柄に想定外のニュースが出たときには「なぜ買ったのか」に立ち返って考えたいと思います。

今回の経験を通じて、購入時の理由を整理しておくことが、突然の出来事が起きたときに判断するための一つの備えになると感じました。

私は高配当株については、長期保有を基本としながら、株価や配当の状況に応じた売却基準も設けています。ただし、今回のI-neのように、購入時の前提そのものが変わった場合は、別の判断が必要だと考えています。
▶︎高配当株は売るべきか|配当20年分で考える売却目安と失敗談

■注意
※本記事に記載している資産額や評価額、配当金などは、2026年8月時点の私自身の運用状況です。市場環境や保有状況によって変動するため、現在の状況とは異なる場合があります。また、株主優待の内容などについても、私が購入・判断した時点で公表されていた情報をもとに記載しています。制度や内容は変更される場合があるため、最新情報は企業の公表資料などをご自身でご確認ください。 I-neの売却判断を含め、本記事の内容はあくまで私個人の投資経験と考え方であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

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