※本記事は筆者の実体験に基づく個人の見解であり、特定の投資商品を推奨するものではありません。
前編では、配当6万円に必要な投資額と実際の過程を解説しました(前半記事はこちら)。
利回り4.0%をひとつの目安とすると、必要な投資額は約150万円となります。
私自身も、約1年半かけて配当6万円に到達しました。
特別な方法ではなく、少額からコツコツ積み上げてきた結果です。
配当投資は、一気に増やすというよりも、時間をかけて積み上げていく投資だと感じています。
また、どのような基準で銘柄を選び、どのように続けていくかも重要なポイントです。
本記事では、以下の内容を整理しています。
・実際に保有している配当金上位銘柄
・高配当投資を無理なく続けるための考え方
配当金上位5銘柄公開
ここでは、実際に私が保有している中で、配当金の割合が大きい上位銘柄を公開します。
「高配当株は何を買えばいいのか?」と悩んでいる方は、まずは一例として参考にしてみてください。
※あくまで私個人の投資判断であり、特定銘柄の推奨ではありません
配当金上位5銘柄と年間配当額
現在の配当上位5銘柄は以下の通りです。(※カッコ内は配当総額に占める割合)
- 9304 澁澤倉庫:¥1,860(2.95%)
- 3457 And Doホールディングス:¥1,380(2.19%)
- 5208 有沢製作所:¥1,143 (1.81%)
- 4725 CAC Holdings:¥1,100(1.74%)
- 8130 サンゲツ:¥1,084(1.72%)

※配当金は楽天証券iGrowの予想値を含みます。今後の業績や配当方針により変更される可能性があります。実際の受取額は保有株数や購入タイミングにより異なります。
このように、1銘柄あたりの配当額比率は5%以下に抑えています。
理由は、
- 減配時の影響を小さくする
- ポートフォリオ全体の安定性を保つ
ためです。
少数の銘柄に偏っていると値動きや減配の影響を受けやすいため、分散を意識しています。
分散している理由
一般的には、大型株中心のイメージを持つ方も多いと思います。
ただ実際には、中小型株も含めて分散している構成です。
これは、利回りが自分の基準に届くタイミングで投資していった結果、中小型株の比率がやや高くなったためです。
中小型株は、
- 大型株より株価の動きが遅れる場面がある
→ 比較的高い利回りで投資できる期間が長いことがある
と感じています。
そのため私の場合は、
- 大型株:利回りが基準に届かなくても魅力で購入してしまうことがある
- 中小型株:利回りの基準を満たすまで狙った投資
つまり、結果的に「条件を満たして購入できた銘柄が中小型株に多かった」というのが実感に近いです。
一方で中小型株は
- 財務体力が大型株より弱い場合がある
- 景気の影響を受けやすい
といった側面もあるため、分散しながら取り入れることを意識しています。
この銘柄選定で意識していること
個別銘柄を選ぶときに意識しているのは、主に3つです。
① 利回りだけで判断しない
→ 財務や配当の継続性も確認
② 配当比率の分散
→ 1銘柄5%以下を目安
③ 目標利回りに達するまで待つ
→ 無理に買わない
特に③は重要で、「良い銘柄」と「買うタイミング」は別物と考えています。
そのため、
- 欲しい銘柄でもすぐには買わない
- 条件を満たすまで待つ
ということを繰り返してきました。
この積み重ねで、ポートフォリオは約100銘柄まで分散されています。
意図的というより待ちながら積み上げた結果です。
累進配当銘柄との付き合い方
最近は、「累進配当(減配しにくい)」というテーマも注目されています。
私も一部保有していますが、上位銘柄に多く含まれているわけではありません。
(澁澤倉庫は累進配当方針を公表している銘柄のひとつです)
ただし、銘柄選定では
- 利回り水準
- 購入タイミング
- ポートフォリオ全体のバランス
を優先しています。
つまり、「人気のテーマ銘柄=自分にとって最適」とは限らないと考えています。
また私は、現時点の利回りを重視しつつ、将来の増配も期待できる銘柄を選ぶようにしています。
そのために、
- 財務の安定性
- キャッシュフローの状況
もあわせて確認しています。
▶︎私が保有する減配しにくい銘柄も公開していますので、こちらの記事も参考にしてみてください。
これから高配当投資を始める人へ
ここまで読んで、「自分もやってみようかな」と思いつつも、
「どこから始めればいいか分からない」と感じている方も多いと思います。
結論としては、少額でいいので、実際に買ってみること。
これが理解につながりやすい方法のひとつだと感じています。
私自身も最初は手探りでしたが、実際に始めてみることで、
- 配当は思ったより増えないこと
- どのタイミングで買うか迷ってしまうこと
といった点を実感してきました。
最初は月5,000円でもOK
最初から大きく投資する必要はありません。
むしろ、小さく始める方が続けやすい傾向にあると感じています。
私の場合は、単元未満株を使って、少額からコツコツ積み上げています。
- 澁澤倉庫:株価 約1,350円
- 配当利回り:約4.0%
- 1株あたり配当額:約54円
※株価・利回りは日々変動します
仮に1回5,000円で上記銘柄を4株購入すると、
年間配当約216円(54円 × 4株)=ペットボトルコーヒー1本分くらいの金額です。
金額だけを見ると大きくはありませんが、
ここで大事なのは「積み上げていくこと」です。
例えば、毎月5,000円ずつ投資→ 年間6万円分の投資
これを利回り4%で運用すると、年間約2,400円の配当になり、このくらいになると、少しずつ実感が持てる水準だと感じています。
※実際に運用される際には、銘柄分散が大事ですので、上記は一つの例として参考にしてください
最初は小さくても、
- 積み上がる
- 少しずつ増える
この感覚を得られることが、高配当投資の特徴のひとつです。
減配しにくい銘柄から考える
高配当投資で避けたいのは、利回りだけで銘柄を選んでしまうことです。
利回りが高く見えても、
- 業績の悪化
- 配当方針の変更
によって、減配される可能性があります。
そのため私が意識しているのは、以下の3点です。
- 安定して利益を出しているか
- 財務が健全か
- 配当方針が明確か(累進配当など)
この視点を持つことで、結果的にポートフォリオの安定性につながりやすいと感じています。
また、
- 利回りだけでなく
- 財務や配当方針も見る
という考え方は、これまでのパートでも一貫して意識しています。
▶︎どの銘柄が累進配当なのか迷う方は、
私の保有銘柄をまとめた記事も参考になると思います。
タイミングよりも“納得感”を大事にする
インデックス投資では「早く始めること」が重視されることが多いですが、
高配当投資では少し考え方が異なると感じています。
配当を受け取るには、権利確定日までに保有していればよいため、
必ずしも急いで買う必要はありません。
大事なのは、「この条件なら買える」と自分で納得できるかどうかです。
【失敗談】安心感だけで買うと迷いやすい
例えば、私はKDDIを購入したとき、
- 目標利回り:4.0%
- 購入時の利回り:約3.4%
という状態でした。
本来の基準では見送る選択も考えられましたが、
- 安定している印象があった
- 知名度が高く安心感があった
という理由で購入しました。
結果として、
- 現在も利回りは当初の目標水準には届いていない
- 配当目的で買ったものの、評価益とのバランスで保有を続けるか迷った
という状態になりました。
この経験から感じたのは、
「安心感だけで買うと、あとから判断に迷いやすい」ということです。
一方で、「もう少し待てば安くなるかも」と考えているうちに、
買えなかった経験もあります。
そのため現在は、
- 基本はコツコツ積み上げる
- 条件が良いと感じたときは少し多めに投資する
というスタイルにしています。
無理はしない、
ただしチャンスも極端に逃さない。
このバランスが、結果的に続けやすさにつながっていると感じています。
▶︎証券口座の開設や始め方は、初心者向けの記事でまとめています。
具体的な手順を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
高配当投資では、「どの銘柄を選ぶか」だけでなく、
「どの利回りで、どのタイミングで買うか」も重要な要素になります。
そしてもう一つ大切なのは、自分なりの基準を持つことです。
基準があることで、迷いすぎず、無理のないペースで続けやすくなります。
配当6万円という目標も、少額から積み上げていくことで、現実的に目指せる水準のひとつです。
もし迷っている場合は、まずは1銘柄、少額から試してみる方法もあります。
実際に配当を受け取る経験が、次の判断につながることも多いと感じています。
▶︎証券口座の開設方法や、具体的な始め方については別記事でまとめています。
初めての方は、あわせて参考にしてみてください(NISAの始め方と投資戦略(初心者向け))
■データ出典・注意事項
※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。株価・配当・利回り等は市場環境により変動します。
※本記事は特定銘柄の推奨を目的としたものではなく、筆者の投資判断や考え方を整理したものです。
※将来の運用成果を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任にてお願いいたします。
※投資判断はご自身の責任で行ってください。
